研究員:スタッフ片岡
こんにちは。おもてなしねむり研究所のスタッフコラムをお届けします!
今回は睡眠時間と年齢について。
「若い人はあまり眠らなくても平気でしょ!」
「あまり寝てなくても元気だね!」などと思う人がいたり、
逆に「お年寄りは長く寝てそう」などといったイメージがある人もいるかもしれません。
皆さんのイメージの通り、適切な睡眠時間は年齢によって異なります。
しかし実際は皆さんのイメージとは逆で、
若い人ほど多くの睡眠時間が必要になり、
年齢を重ねるほど必要な睡眠時間は短くなっていきます。
お年寄りは実はそんなに長く眠らなくても良いのです。
ここからは年代別での理想の睡眠時間について解説していきます。
なぜ睡眠時間は年齢によって変わるのか
若い人は体を作るためにより多くの睡眠が必要になります。
そして高齢になるほど、日中の活動量が減るため必要な睡眠量は少なくなるのです。
睡眠の質は20歳をピークに緩やかに右肩下がりで低下していき、
特に40歳を境に一気に低下していきます。
年齢とともに体温を調節する機能が低下するため、
眠りが浅くなり、朝日などの外的要因で目が覚めやすくなったりするのです。
年代別!おススメの睡眠時間と睡眠方法は?!
〇10代
ベストな睡眠時間:約8~9時間
成長期である10代は特に睡眠時間が必要です。
いくら寝ても寝不足で朝スッキリ起きられなかったり、 一度寝るとなかなか起きられないといったことが起こるのも10代が多いです。
寝る前にはブルーライトが発せられるものはシャットアウトしましょう。
パソコンでももちろんのこと、携帯はもってのほかです。
〇20代~30代
ベストな睡眠時間:約7~8時間
20代~30代は体力もあるために無理をしがち。
平日の睡眠時間が6時間を切り、休日にまとめて8時間以上寝てしまうという方も少なくはありません。
平日と休日の睡眠時間帯に差があると、体内リズムが崩れ、
日中ぼーっとしてしまったり、夜に眠れなかったりといったことが起こります。
できるだけ平日の睡眠時間を確保し、休日であっても夜更かしや寝だめは控えるようにしましょう。
〇40代~50代
ベストな睡眠時間:約6~7時間
働き盛りであり、最も睡眠時間が短い年代だと言われています。
しかし、だんだんと無理が効かなくなってくる年代でもあります。
普段の睡眠不足が慢性的な生活習慣病の原因になることも。
睡眠時間を出来るだけ確保するのがベストですが、日中に短い時間でもお昼寝をするのも効果的です。
瞬間的にコクンと眠るだけでも脳は回復しますので、取り入れてみましょう。
〇60代~(中年・高齢者)
ベストな睡眠時間:約6時間
仕事環境が変わる方も多く、生活リズムが崩れがちです。
仕事を引退した人は特に、メリハリのない日常生活になったり、
寝床に長くいすぎてしまうことが原因で睡眠の質が低下します。
高齢になるほど必要な睡眠時間は減るので、
昼寝をしたり、早く寝床に入りすぎないよう気をつけましょう。
また午前中に日光を浴びたり、日中によく身体を動かしてメリハリのある生活を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?年齢によって必要な睡眠時間が違うということがお分かりいただけたかと思います。
若い方〜働き盛りの年代の方は、睡眠不足にならないように日頃から意識をし、
また高齢の方は逆に寝床に早く入りすぎないように心がけましょう。