なんとかしたい昼間の眠気!原因と対策のご紹介
こんにちは。スタッフ片岡です。
仕事中、授業中、寝てはいけないときに襲ってくる眠気。みなさんも経験があるのではないでしょうか。夜しっかり寝ているのに昼間に眠気がやってきてどうしたらいいのだろう…とお悩みの方もいらっしゃると思います。
今回はなぜ眠気が起こるのか、その原因と対策をご紹介します。
昼間の眠気の原因として、2つのことが考えられます。
昼間の眠気の原因
原因1.体のリズム
1つ目の理由は、人間の体内のリズムでは午後2時~午後4時に眠気がやってくるようになっているからです。
人には体内のリズムというものが存在しますが、1日のリズム(サーカディアンリズム)に対し、眠気のリズムは半日周期のリズム(セミサーカディアンリズム)でやってくるといわれています。半日周期が2回やってくると考えると、昼過ぎの時間はちょうど夜眠っている時間にあたるので、眠くなるのですね。
原因2.食事によって脳の働きが抑えられる
2つ目の理由には、食事が考えられます。食べ物が胃に入るとその食べ物を消化するために、血が消化器官に集まります。そうすると、脳の血流が減って脳が酸欠気味になることで、脳の活動が穏やかになって眠気を感じるのです。
また、脳は血糖をエネルギーにしているため、血糖値が急に下がったりしたときにも、脳の活動が制限され眠気を感じます。食事をすると血糖値が上がり、血糖値を下げようとするインスリンが体から出るので、結果血糖値が下がりすぎて眠気を感じるということもあります。

なぜ眠気が起こるか原因がおわかりいただけたでしょうか。
先にも述べたように、人は体のリズムで昼過ぎに眠気が起こるようになっているので、ある程度は仕方がないことですが、ちょっと生活を変えるだけでその眠気を抑えることができます。
昼間の眠気対策としてできること
対策1.規則正しい生活
一番大切なのは規則正しい生活をすることです。毎日同じ時間に寝て、起きるのはもちろん、運動、食事、入浴もなるべく同じ時間に行い、リズムを作ってしまいましょう。
対策2.適度な昼寝
眠気対策で一番手っ取り早いのは、昼寝をすることです。寝すぎると逆に頭がぼーっとしてしまうので、15分程度の睡眠をとると一番頭がすっきりしますよ。寝すぎてしまわないように、完全に横になるのではなく、壁にもたれたりして眠るのがおすすめです。
対策3.消化の良い食事
食事の仕方を見直してみることも大切です。
脳の働きの低下を防ぐよう、できる限りエネルギーを使わずに消化できる食事が良いです。
大量に食べてしまったり、脂質(甘いものや炭水化物)を多くとったり、かむ回数が少ないと消化に時間がかかるため、多くの血液を消化器官に送ることになり、眠気が起こりやすくなります。糖質をとりすぎず、適度な量の食事をしっかりかんでとることを心がけましょう。
対策4.血糖値の上昇を抑える
血糖値が下がることも眠気の原因であるため、血糖値の下がりにくい食べ方をするのも眠気対策には良いです。糖質を始めにとると、急激に血糖値を上げてしまい、結果低血糖を引き起こすので、控えましょう。血糖値の上昇を緩やかにするには、いきなりごはん等の炭水化物をとるのではなく、野菜→たんぱく質→炭水化物という順番で食事をし、血糖値の急激な上昇を抑えてあげることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
眠気がやってきたら、目薬やツボ押しなどで頑張って脳を起こすという方も多いと思いますが、自分の生活を見直し、眠気が起こる前に対策をしてみるのが良いのではないでしょうか。